ショーン・ルー(Sean Lew)

今のケイシー・ライスを語る上で欠かせないダンサー、それはショーン・ルー(Sean Lew)君。

一応このブログはケイシーに焦点を当てたかったので、あえてショーンのことは取り上げてきませんでしたが、もう限界(笑)

私自身彼のファンというのもありますが、最近はYouTubeもインスタも、ケイシーとショーンが二人で踊っている動画が沢山アップされているので、二人セットで認識している人も多いのではないでしょうか。 

ということで(?)今回はケイシーの良きパートナー、ショーン・ルーについて書いてみます。

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まずは、ショーンのソロ動画を紹介させてください。他にもっと代表作はありそうですが、彼のアクロバティックなダンス、ユーモア、人気ぶりが堪能できるかなと思います。

West Side Story - Jet Song - Dance Choreography by Galen Hooks ft Sean Lew, Devin Jamieson #TMillyTV

プロフィールはこちら。

Sean Lew

生年月日:2001年11月25日 (ケイシーより一歳上)

出身:アメリカ カリフォルニア州(中国と日本のハーフ)

特技:ダンス、振付、歌、映像編集、料理(多才)

 ケイシーと同じく、ショーンも幼い頃からダンスをしていて、8歳(!)でプロのダンサーとしての仕事が入り、11歳の時にLady Gagaの"Applause"にあわせて踊った動画が話題になりました。

こんな写真↓が残っているように、ケイシーとはダンスを通して知り合った幼馴染🙂
Millenium Dance Studioでも長年クラスメイトでした。

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2018年。
"Sean & Kaycee"として出場したテレビ番組World of Dance(WOD)でジュニア部門二位という好成績を残し、アメリカ国内での知名度をあげたと同時に、二人はダンサーとして今までとは別次元の絆を結ぶことに。

以下、WOD終了後のケイシーのインスタより。

Sean, before we started world of dance we were just a couple of friends who didn’t talk to each other a lot and danced occasionally in classes together. But look how far we have come. I’m not trying to be cheesy but I truly found my best friend.  

(ショーン、WODに出る前の私たちは、友達だったけど沢山会話を交わすような仲ではなくて、たまにクラスで一緒に踊るくらいだった。でも見て、今は二人でこんなにいろいろ乗り越えてきた。青春っぽいこと言うつもりはないんだけど、わたしは本当の意味でmy best friendを見つけたよ。)

・・・ケイシー、これはもう立派な青春ですよ。
(って、勝手に「青春」なんて訳したのは私か)

WODで一番印象深かったダンスはこちら。
ショーンが振付も考えたようです。才能の塊。

WOD以降、ショーンとケイシーのペアの作品が一気に増えました。色々なアーティストから仕事の依頼が舞い込んでいるようですね。一部を紹介します。

 ちなみに、ダンスではカップルを演じることが多い二人ですが、実際はお友達みたいです。彼氏彼女ではありません。

周りからのツッコミは当然ありますけどね👇

審査員「ふたりは、お互いにちょっと惹かれあってるの?」

ショーン「あー・・・・・・・・・(困)」

審査員「ハイ、図星!!!!」「今すごい間があった!!!」(大興奮)

ショーン「(気を取り直して)彼女のことは友達として好きです」

ケイシー「ウフフフフー///」

んもー、カワイイ。

ネットでも"SEAYCEE"(Sean+Kaycee)という造語でカップル化を期待する声が騒がしいようで、たしかにその気持ちは分かりますが、若い二人のことそっと見守ってあげましょうよと、私は思っています。(というかそれしかできない)

ハイ。

ふたりのダンスについてですが、個人的には、WODや完成された「作品」の中のふたりよりも、Milleniumなどの教室で踊っているふたりが実は好きで。。

なので、次回はショーンとケイシーが教室で踊ってきた過去の(私的)傑作集をつくってみようかと思います。

コレオグラファーとしてのケイシー・ライス

2018年以降、ケイシーは全米各地のダンススタジオに招かれて、特別講師として、自ら考えた振付を教えるというお仕事もこなしています。

生ケイシーにダンスを教えてもらえるなんて、わたしがアメリカでダンスを勉強している身だったら、すっ飛んで参加しますね。なんなら日本で開催されたら、1日限りの自称ダンサーになって参加したい。(迷惑)

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こちらが実際のクラスの様子👇
16歳で先生をしているのもすごいですが、振付も彼女が考えたのだからほんとに驚きです。

演技のうまい俳優がみんな脚本を書けるとは限らないように、キレッキレのダンサーが必ずしもコレオグラフィー(振付)を生み出せるとは限らないように思います。その点、他人に教えられるくらいの完成度まで振付を仕上げたケイシーの才能たるやすごいです。

ケイシーのコレオグラフィーのなかで、わたしの一番のお気に入りはEd Sheeranの"Dive"。

かっこいい・・・・!!

ダンサーという職業は身体を使うゆえに、アスリートと同じように、活躍できる年齢が限られているのだろうなと思うと、ダンスの振付もできたほうが将来のお仕事の幅も広がってきそうですよね。アーティストのPVの振付とか、ダンススタジオの先生とか。

まだまだ若いケイシーがそのような将来設計をしているか分かりませんが。

↓このインスタの投稿なんかを見ると、むしろ彼女にとって自然な表現としてのコレオグラフィーなんだなと思います。

Kaycee Rice on Instagram: “What are you doing on this beautiful Saturday ☀️💛☀️💛☀️ 💛 Dancer/Choreo/Improv by Me 🎶 Your Eyes 🎶 @johntorresmusic Check him out FB:…”

彼女のYouTubeチャンネルには他にも自分が担当したクラスの動画がアップされているので、チェックしてみてください🙌

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ケイシー・ライス("How Long" -Charlie Puth)

踊っている最中に珍しくフリが飛んでしまったケイシー。
笑顔で乗り切り、挽回モードに入ったあとのキレが凄まじい🔥

CHARLIE PUTH - How Long | Kyle Hanagami Choreography

コレオグラファーのKyle Hanagami先生曰く、

伝えておきたいのは、生徒たちはこの間違いなく難しいルーティンを1時間で覚えて、誰ひとり完ぺきには踊れていないのだけど、だからこそレッスンを受けている意味があるんだ。一生懸命取り組んで、練習して、上達していってる。

だからネガティブなコメントは胸にしまっておいてね。

とのことで(意訳)、レッスン時間に対して難易度の高いルーティンだったようです。

いやいや、それより、Kyle先生がそんな前置きしなくても、コメント欄が「おい、へたくそー!」なんて荒れる訳ない。実際ふつうに称賛のコメントばかりです。

私としても、ケイシーがミスしたあとに火がついたように踊る様子が見られて、(彼女には申し訳ないけれど)見ごたえのある動画でした。

今回ケイシーがいるグループは、Chalize Glass(画面右)、Jade Chenoweth(画面左)という人気・実力ともにトップクラスのダンサー群で、誰がセンターでもおかしくなく、センターをつとめたケイシーにはプレッシャーやプライドもあって、ミスしたことで余計に火がついたのかな?と想像します。

 反対に、いつもセンターが定位置みたいなJade(ジェイド)は、バックが気楽なのか、ちょっと悔しさもあるのか、途中で胸をチラ見せして遊んでるのが可愛い🙈(4:40)

ジェイド・チェノウィスも大好きなダンサーなので、また記事を改めて特集したいと思います。

 

関係ないけれど、Kyle Hanagamiはいま来日しているみたい。渋谷!実際お会いしても声をかける勇気ないですが(たぶん)、なんだか嬉しいです。Enjoy your stay!

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ケイシー・ライス("16 Shots" -Stefflon Don)

16 Shots。16発。
タイトルからして物騒ですが、どうもギャングの歌みたいです。しかも女のギャング。ナメんなよとばかりにケイシーもこの表情。

ヒップホップはいつもあまり見ないのですが、これはかなりお気に入り🕶

Stefflon Don - 16 Shots - Choreography by Tricia Miranda - #TMillyTV

以前、ケイシーに対してファンが「ダンスしている時、なんでいつも怒ってるの?」という質問を投げていて、その時のケイシーの答え。

"It's just a fierce face, my alter ego... Trust me, I'm not normally angry."
(ただ激しさが顔に出ているだけで。別人格になってるっていうのかな。別に怒っているわけじゃないから^^)←意訳

 この"16 Shots"のケイシーはまさにfierce face。挑発的にも見える。踊り終えた時の爽やかな笑顔とのギャップといったらないです。
最初の記事↓でも書いたように、やはり彼女はシャーマンだなと思います。

yasimsim.hatenablog.com

今回の動画のなかで、銃弾を受けているように見えるところとか(2:17)、1-shot, 2-shot, 3-shotのところとか(2:29)、ほかのダンサーと見比べて気付きますが、ケイシーのフリースタイルなんですね。本当にお見事。

今回のダンスを振り付けたTricia Miranda先生(ダンス業界では大御所のようです)は、ケイシーがこんな小さい時から教えていたみたいで、そりゃもう今の成長が嬉しいことでしょう😃

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ケイシー・ライス("The Middle" -ZEDD, MAREN MORRIS, GREY)

冒頭で踊っている金髪の美女がNika Kljun先生。2番目がケイシー。
先生、最後にターンしながらカメラに向かってくるのカッコいい!

けれどけれど、、私の目を引くのはやはり、ケイシーの有無を言わせぬこの完成度・・・もう完璧🙈

ZEDD - "The Middle" l Choreography by @NikaKljun

 Nika Kljun先生はスロベニア出身で、ビヨンセJ.Loなどとも仕事した現役プロダンサー、でありつつこの美貌と色気なので、想像ですが、きっとキッズダンサーたちにも憧れの的なのでしょう。うしろの若い生徒さんたちが羨望の眼差しで見ている様子がひしひしと伝わってきます。

一方で当時15歳のケイシーの人気もすごく伝わってくる動画で、「ケイシーが踊るぞ」とばかりに飛び出てくるキッズが可愛い。(1:07)

ケイシーのほうも「いっちょ驚かしてやれ」とばかりに(私にはそう見えた)、終盤(2:11)で唐突に上半身を両足の間に入れ込み、そこからエビぞりになって起き上がるという離れ業を披露。"Oh my godーーー!"という誰かの叫びとともに彼女の出番はフィニッシュしています。。

あと、YouTube動画のサムネにもなっている「床に伏せてフロアをぽんぽんとする」ところでは、ケイシーが珍しく(?)流し目らしきものをしていてズキュンときました。(わたし女ですが)

今回の"The Middle"は、この動画で知った曲ですが、少し前にアメリカに行ったときにもちょうど流行っていたのか街でがんがんかかっていて思い出の曲です。

ケイシー・ライス(Zoi Tatopoulos Choreography)

世界びっくり人間。エイリアンなケイシー・ライス。

いくら身体が柔らかいとはいえ、人間にこんな動きができるのでしょうか。

わたしは前屈しても床からマイナス10cmです。

👽👽 #kz 👽👽 | Kaycee Rice | Zoi Tatopoulos Choreography

ケイシーは、幼少期のダンスコンテスト時代からエクソシストな姿勢のまま歩行していたようですし、Millenium Dance Studioでも柔軟性をいかしたフリースタイルで観客をよく沸かしてきましたが、最近ではこのZoi Tatopoulosというコレオグラファーとタッグを組むと、とりわけエイリアンなダンスに仕上がるようです。

こういうダンスのジャンルがあるのでしょうか?

ほかのダンサーも同じ振付で踊っていたりするのですが、軟体生物のように「滑らか~」な動きは彼女ならではだと思います。

ケイシー・ライスとはこういう生物なんだとしか認識できないですが、彼女のYouTube公式チャンネルで、自らのStretching routineを公開していて(!)、この柔軟性はやはりダンサーとしての日々の訓練の賜物であることが分かります👏

STRETCHING ROUTINE - Kaycee Rice

 

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ケイシー・ライス("That's What I Like" -Bruno Mars)

今日の動画紹介です👇

3:57から登場のグループで真ん中がケイシー。身体の動きもさることながら、facial expressionがあまりに豊かで、顔ばかり見てしまいます😲

@BrunoMars -That's What I Like @Willdabeast__ @Janelleginestra Choreography - @TimMilgram 

最初の記事に貼り付けた"Scars to your Beautiful"がかなりemotionalで、しかもソロのダンスだったので、今回は軽めのグループダンスを選んでみました。

軽めと言っても曲のノリが軽いだけで、ご覧の通り、演技も入り混じったコレオ。これは玄人ダンサーにしかこなせないのではないでしょうか。

あと、上の動画はケイシーのパートから再生していますが、動画を最初からご覧いただくと分かるように、WilldabeastとJanelle Ginestraの二人の先生のクラスは、本当にハッピーな空気に満ち溢れています😊

先生・生徒同士がお互いの表現を認め合って、楽しみあって、人種の違いなんかも関係なさそうで、そんな様子にも心を打たれます。これぞアメリカ!

あと、私的なこの動画の見どころは、画面の端っこにもありまして、「WilldabeastとJanelle Ginestraのダンスを見るケイシー・ライス」とか「踊っているケイシーを見るジェイド・チェノウィス」とか

中央で踊るダンサーを教室の脇で見学するほかのダンサーたちの素のリアクションが見られるところ

です。

 

はい、まだ二回目の記事なのに、早くもマニアックな趣味を暴露してしまいました🙊

次はもっとケイシーに焦点を当てたいと思います。